無駄毛無駄毛といいますが、人により、文化により無駄毛の考え方は違います。

例えば、日本人はアンダーヘアーを無駄毛と考えなかったようです。
つまり、日本人は着物でほとんどの肌を隠してきた文化があり、アンダーヘアーを処理することは、かえって遊郭の女性としてみられたことがあるほどでした。

しかし、諸外国ではアンダーヘアーはきれいなものとは思われていませんでした。
また、裸には比較的許容範囲が広かったので、脱毛が当然と考えられています。
そのうえ、生えていても良いような毛も剃ったりしました。

096354そのいい例が、キリスト教会にいる聖職者たちです。
フランシスコ・ザビエルが日本に来て布教しましたが、ザビエルの絵を見ると頭頂の付近が薄くなっています。

あれは、トンスーラと言って、わざわざ剃っているのです。
剃ることによって、他の人達とは異なることを印象付けていたのです。

日本でも、明治時代以前の社会では、ちょんまげを結い、月代(さかやき)と言って頭の額の上を剃りあげていました。
つまり、月代の部分は無駄毛と考えて剃りあげており、そのことにより社会的地位の基準としました。

今では、ザビエルや江戸時代の人のように、頭の一部分を剃り上げると異様に見えますね。

しかし、その時代では、ザビエルのような地位の聖職者のその部分に毛が生えていることが異様に見えたと思います。

時代時代でムダ毛に関する考え方は異なります。

無駄毛というのは、衛生上、美観上生えていてほしくない毛のことです。

現代では、女性のワキの下の毛やビキニからはみ出している毛、腕や足に生えている毛、顔に生えている毛などが無駄毛として考えられています。

元来、人間も動物ですので、本当は保湿、暑さ、寒さなどから体を守ろうとして毛は生えているのですが、文明が進むに従って下着や服などを着るようになり、脱毛しても大丈夫になりました。

無駄毛が多くあるというのは、本当は自然な姿なのですが、今の時代では髪の毛や眉毛以外の体毛は無駄毛と考えられて、これらの無駄毛をできるだけ取り除いておくほうが美容上に良いと考えられているのです。